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ハンドメイドの作品って、売れた時より、レビューが届いた時が嬉しいです。
「もっとがんばろう!」とモチベーションが上がります。
その反面
「たくさん稼いだら、帳簿をつけて確定申告をするの?」
というお金の悩みがよぎります。
正直なところ、大半のハンドメイド作家さんは、開業からしばらく、帳簿をつける意味のないくらいの薄給が続きます。
じゃあ、どんな人に確定申告が必要でしょう?
絶対に確定申告が必要な人
開業届を提出した人
開業freeeなどを使って開業届を提出した人は、もれなく年末に税務署からお手紙が来ます。
クリスマスカードじゃないです。
年明けの3月15日までに
収支の報告書を出してください。
儲かってる人は納税しましょう。
これが個人事業主の確定申告ってやつです。
儲かってないのに報告書提出とは…面倒ですが、開業届にはメリットもあるんで、ここは受け入れましょう。
開業届未提出でも儲かっている人
開業届を提出していないハンドメイド作家さんの中で、儲かっている人は確定申告が必要です。
どれくらい儲かっているかというと…
売上ー仕入ー経費=所得(利益)
所得>48万円(年間)
つまり、売上から材料代、交通費などを差し引いて残った額が、年間48万円を超えちゃったら、確定申告が必要です。
これを1ヶ月あたりでの売上に換算すると、確定申告の目安は、
月の売上が12万で
色々差し引いて残った儲けが
月4万円になった頃
しかし、日本のハンドメイド作家さんで、月に10万円以上稼いでる作家さんって、全体の10%くらいしかいないので、9割の方は確定申告できるほど稼いでいません。
https://pepabo.com/news/press/201904101300『「minne byGMOペパボ」調べ』
厳しい現実ですね!
それでも帳簿をつけるべき?
逆に言えば
- 開業届けを出してなくて
- 年間の儲けが48万円未満
の人は確定申告はいりません。
じゃあ多くの作家さんは
帳簿をつけなくていいのかな?
つけるべきです。
理由は3つ。
プロ意識が高まる
帳簿をつけることで、趣味の延長だった気持ちが引き締まっていきます。
私もそうでしたが、駆け出しの頃は、無料or破格の割引で、作品を周りの人に配っていませんでしたか?
それが好評だったから、その後、価格が上がってもお客さんがついてきてくれるのですよね。
きっとそういう状態の作家さんが、今この文章を読んでくれると思うのです。
今からは、もうちょっと自信を持っていいと思いますよ。
何が事業を圧迫しているかわかる
材料を小さい単位でしか注文できないハンドメイド作家は、材料費が高くつきます。
無名のうちは売価を上げにくいので、利益が少ないです。
帳簿をつけることで、いつ売価を上げるべきか。
売価を上げる以外に、収入を上げる方法はあるか、本気で考えるようになります。
未来を見据えて行動すれば成功する
そんなに売れてないし
帳簿はつけなくていいや
というハンドメイド作家さんと
将来は数人雇って
作品をもっと広めたい
今のうちから帳簿をつけよう
というハンドメイド作家さんがいたら、間違いなく後者の方が成功します。
とりあえずつけてみよう
簡単に帳簿もどきをつけられる方法を2つ紹介します。
家計簿の中に組みこむ
私はkakei+という家計簿をスマホで使っています。
minneで販売を始めてから、家計簿の中にハンドメイドの収支を組み込むようになりました。
収入の欄には、「私」いう項目を作り、ハンドメイドでの収入を入力。
支出の欄には、食費や衣服費とは別項目の「私仕入経費」なるものを作りました。
仕入も経費も、ハンドメイドにまつわる支出は全部ここに入力。
年末に「私」−「私仕入経費」引き算。
これが年間の所得。
この年の所得は4万円…月じゃなくて年4万。
膝から崩れ落ちました!
おこづかい帳に書きこむ
これまで家計簿をつけていなかった人が、いきなり家計簿+ハンドメイド収支管理はハードルが高いですよね。
ハンドメイド関連の収支のみ、小学生用おこづかい帳に書くのはいかがでしょう。
まとめと予告
というわけで、まずは何かしらの形で帳簿をつけてみませんか?
特にminneで販売している方は、ボランティア感覚の低価格で売っていると、「安かろう悪かろう」に見えて、逆に売れない傾向があります。
そのためにも、自分のハンドメイド品は本当に利益が出ているのか、まずはきちんと計算して、意識を高めたいところです。
次回は、私も挑戦中の、青色申告ができる、本格的な帳簿についてです。