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前回、ハンドメイド作家として本格的な帳簿をつけるにあたり、手書きで行く!
と決めたところまでを書きました。
手書きの帳簿を始めてみてわかったことは、非効率で苦痛な作業だということです。
令和の時代に手書きの帳簿をつけることがどんなに苦痛かご存じですか?
日常生活で言えば
耐えられる | 毎回切符を買って電車に乗る |
^ | 二階の駐輪場しか契約できず 毎日二階に自転車を停める |
^ | 手書きの帳簿をつける |
^ | これからはすべての本を 黙読でなく音読する |
耐えられない | 今後、お米を買ってきたら 一度床にぶちまけてから 容器に入れなおす |
このくらい非効率で苦痛。
というわけで、手書きで帳簿をつけている方がお読みでしたら、是非とも苦痛を共有したいです。
- それでも手書きを続ける理由
- 今後の改善策
についても紹介します。
ハンドメイド作家、手書き帳簿が苦痛
実際の私の帳簿。
使い古しのA4ファイルに、テンプレートを印刷した仕訳帳と総勘定元帳を綴じています。
数字を見なくとも
儲かってない人のにおいがするわ
二度手間どころか三度手間
日々の取引は、仕訳帳という帳簿に記入していきます。
これはわりと楽しく書けます。
これを勘定科目ごとに振り分けていく作業からが、苦痛の始まりです。
例えば仕訳帳 伝票No.28の取引。
楽天で「インド綿シートわた」なるものを、1,670円で仕入れています。
代金はハンドメイド用預金から引き出しました。
【仕訳帳】
仕入 1,670 / 預金 1,670
No.28 楽天 インド綿シートわた
次に総勘定元帳 仕入欄にて似たようなことを書きこみます。
(勘定科目には相手勘定を記入)
【総勘定元帳 仕入欄】
1,670 / 預金(相手勘定)
No.28 楽天 インド綿シートわた
これが二度手間。
さらに総勘定元帳 預金欄にて、またまた似たようなことを書きこみます。
【総勘定元帳 預金欄】
仕入(相手勘定)/ 1,670
No.28 楽天 インド綿シートわた
これが三度手間のゆえん。
だんだん字が荒れてくる
仕入は、月に一回。
生地、糸、フリンジ等まとめて買うので、日によっては1日で仕訳帳が5行以上になります。
となると三度手間×5行=十五度手間!
総勘定元帳への記入が済んだら、確認のため仕訳帳に✓を入れます。
これで輪をかけてみすぼらしくなります。
数字よりも勘定科目や摘要欄の書き写しが苦痛で、だんだんとオリジナル略語、ミミズ文字が増えていきます。
ゴム印があれば、少しは手首が楽になります。
昭和時代の帳簿係様へ敬意を払う
手書きで3回も似たようなことを書く作業は、小学生の漢字の書き取り練習を思い出します。
子ども時代は漢字を覚えるためと割り切れますが、帳簿は何のために書いているのやら。
しかし、30年ほど前ならこれが当然だったのですよね。
2冊の帳簿に手書きで何度も同じようなことを書き、間違いがあれば二重線引いて訂正印押印。
訂正が増えると見栄えが悪いので、全て書き直し…の世界だったと思われます。
こんなしんどいことを文句も言わずに真剣にやっていたのかと思うと、昔の人は勤勉だったのだなぁと感心するばかりです。
当時は言われたことをきっちりこなし、ミスの少ない人が重宝されていたのでしょう。
手書きの帳簿が、人材の話に脱線してしまいましたが、令和の時代、子どもをただ勤勉に育てていては、就職先はないでしょう。
気をつけようっと。
それでも今年は手書き希望の理由
簿記の知識があれば楽しい
40歳前後の私の世代だと、金融企業就職がステータスだった背景もあり、友人に10人声をかければ、誰かしらは簿記の勉強経験があります。
そんな人たちにとって、帳簿をつける作業は懐かしい。
売上件数が、月に5件程度なら、ギリギリ手書きで続けられます。
その代わり、電卓だけは、大きさのある、叩きやすいものを使ってください
|
入力よりも手書きの方が記憶に残る
3回も同じことを書くわけですから、やはり記憶に残ります。
どの生地を何m買うと、どれくらいの金額になるか、否応にも覚えます。
なんならこの帳簿、英語で書いたら、英語力がUPする予感!
単純にケチである
昔は米のとぎ汁と砂糖で洗剤を作って、食器や衣類を洗っていたぐらい、私ケチなんです。
あと、市販の生理用ナプキンもティッシュペーパーも自分では使いません。
消耗品をケチって、浮いたお金で生地を買ったり、カフェに行くのが好きなのです。
会計アプリに月1000円課金するくらいなら、1000円持ってカフェで手書きの帳簿をつけるでしょう。
ハンドメイド作家は手を動かすのが好き
肩書きにハンドメイドがついてるだけあって、元々手書きで字や絵を書くのが好きな人が多いと思います。
私も中指にペンだこが残っているくらいなので、手書きへの耐久性が強いです。
今後の改善案いろいろ
そうは言っても、延々と手書きを続けるのにも限界があります。
いずれは私も売れっ子作家になるでしょう⤴
今からできる改善策を考えてみました。
父親にエクセルで作ってもらう
定年退職した父親は、そこそこパソコンができるので、エクセルのファイルを作ってもらうのも良いかと。
高年の脳の活性化にもつながりそうです。
母親に帳簿をつけてもらう
私の母は、パソコンは苦手ですが、勤勉さが取り柄です。
かつて、編み物のかぎ針を持たせて、一生分の鎖編みをさせた時(インスタグラムのリンク)も、文句ひとつ言わずに完成させてくれました。
そんな母になら、仕訳帳だけ私が書いて、総勘定元帳への転記を頼めるかも。
ただ、これ謝礼として月に1000円払ったとします。
freee
有料会計アプリのお世話になる
なんと硬い脳みそでしょう。
親任せ案しか出てきませんでした…
上記の方法が上手くいかなかった場合は、会計は有料アプリにお任せしようと思います。
特に簿記の経験者でない方は、万全サポートのfreeeさんに登録した方がいいです。
時間と手間をお金で解決できます。
1ヵ月無料。
簿記経験者であれば万全のサポートは不要なので、年額1000円程度の安い会計アプリあたりで色々試したいです。
おすすめが見つかったら、改めてご報告します。
※2022.1より月額100円の会計アプリを使い始めました。↓記事はこちら。