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前回は、薄給ハンドメイド作家でも、開業届を出したら、帳簿をつけよう!という記事を書きました。
最初はおこづかい帳スタイルでもいいので、年間の利益がどのくらいか計算できればOKです。
けれども、しばらくすると本格的に帳簿をつけてみたくなるのでは?
今回は、帳簿についてちょっぴり深く書いていきます。
ハンドメイド作家の本格的な帳簿とは
複式簿記で帳簿をつけること
- 封筒を買ったから、お金が減った。
- 作品が売れたけど振込は来月。
だから、ツケが増えた。 - ツケを回収した。
だからツケが減ってお金が増えた。
1〜3の取引では、
〇〇だから、という理由の結果、残高が増えたり減ったりしていてます。
理由と結果を一行の仕訳で表現したい。
かと言って「だから」とか「so」とかいちいち帳簿に書いてたら見にくいので、
- 借方/貸方という棲み分け
- 荷造運賃・売掛金という科目作成
という全国共通ルールを使った帳簿の書き方が複式簿記です。
ここまで読んで、
だめだ。
続きが全く気にならない
という方には、会計アプリ【会計ソフトfreee(フリー)】 での帳簿管理をおすすめします。
1ヶ月無料体験あり。
まだ我慢して読めそうな方は、しばらくお付き合いください。
仕訳帳と総勘定元帳の2冊は必須
日々の金銭やりとりは「仕訳帳」というものに記帳していきます。
同時に「総勘定元帳」にも記帳。
勘定科目ごとの集計を出すためです。
その他、売掛帳、買掛帳などの補助簿も必要だと国税庁は言ってますが、今すぐ用意するほどの物ではないです。
minneの売上例
先程の1~3の取引を、より具体的にします。
- 11/1 商品発送用レターパックを購入したらお金が減った
- 11/15 ルームシューズが売れた
月末締めの翌月末の入金のため、ツケ払いが増えた - 12/31 ツケ払いの入金
minneから売上手数料と振込手数料をしょっ引かれての振込
これを帳簿(仕訳帳)に書くと…
こうなります。
また、借方科目・貸方科目をご覧ください。
荷造運賃/現金/売掛金/売上/預金/支払手数料
6種類の勘定科目が書いてあります。
総勘定元帳の6科目にも振り分けて再度記帳しましょう。
いかがでしょうか。
こうすることで、例えば現金の場合、最新の残高が530円だとわかるんです。
これは、大変な作業ね…
大半の方が匙を投げるんでなくて?。
そうなんです。
そんなのやりたくないという方には、やはり会計アプリ【会計ソフトfreee(フリー)】 をおすすめします。
もしかすると逆に興味が出てきた方もいるかもしれません。
過去に簿記・経理経験のある方は特に。
私もそうなんです。
中途半端に簿記の知識があると、仕訳がなつかしい。
本格的な帳簿をつけるメリット
青色申告最大65万円の控除
こづかい帳スタイルを卒業して、本格的な帳簿をつける。
その帳簿から、貸借対照表などの書類を作って確定申告をすると、55万円控除。
更に国税庁のe-taxから、オンラインで確定申告をすると、さらに10万円ボーナス控除。
誰でも控除の48万円と合わせると、最大113万円控除!
携帯電話の広告のような謳い文句になりましたが、
売上ー仕入ー経費=所得(利益)が
113万円までなら
青色オンライン申告で全額控除!
所得税請求されません
そこまでの所得になるのは、数年先になるかもしれません。
しかし、本格的な帳簿をつけていれば、かなり優遇されることは頭に入れておきたいです。
有料のクラウド会計か無料で自作か
有料版は年間1万円
開業届を提出してくれる開業freee の兄貴的存在が、
【会計ソフトfreee(フリー)】 です。
仕訳帳をスマホから入力すれば、あとは総勘定元帳へ自動的に入力されるので、複式簿記の帳簿がとても簡単につけられます。
確定申告もサポートしてくれます。
価格は月額約千円。年払約1万円です。
他にも弥生やマネーなんとかなどの会計アプリがありますが、金額はどこも似たようなものです。
昨年の所得が年間4万円だった私が、年間1万円の会計アプリを買うのは、収支バランスが狂ってるように思います。
一旦購入を保留して、他の手段を考えました。
無料版エクセル帳簿はいまいち
PCからベクターで会計ソフトを検索すると、無料でダウンロードできる帳簿(エクセル版)を手に入れることができます。
少し試してみたのですが、なんか作りが古い。
懐かしのISDN回線ピーヒョロヒョロ…音が聞こえてきそうで、使う気になれませんでした。
無料版のテンプレートなら豊富
計算式の入っていない帳簿テンプレートであれば、無料でたくさん出回っています。
例えば仕訳帳であれば、枠線の引かれた空白仕訳帳をダウンロードできるので、入力なり、手書きで空白を埋めていく感じ。
こちらもやり方は古いですが、複式簿記の理解を深めるためにも、minneデビュー1年目は手書きを選択しました。
実際に手書きを始めてからの感想は次回に。