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本日はインボイス関連、2回目となります。
1回目はハンドメイド作家に向けた、インボイス制度について書きました。
ほとんどの作家さんは
「今は免税事業者のまま様子を見る」
でいいと思います。
ただ、会社との取引がある作家さん、根が真面目な作家さんは、課税事業者になった方が安心です。
今回は
- 課税事業者に向いている作家さん
- 免税事業者に向いている作家さん
について具体的に説明します。
また、免税事業者のままでもやっていけそうなハンドメイドのジャンル。
も考えましたので、どうぞ。
課税事業者向きのハンドメイド作家5つ
次に挙げる5つの事例。
4つ以上当てはまるあなたは、売れっ子作家さんです。
課税事業者になって、さらに飛躍してください。
また④を含めて2〜3個該当する方も、課税事業者になる方がおすすめです。
では行きます!
①お客さまの中に法人・個人事業主がいる
お得意さまの中に、会社経営をしている方はいますか?
その人が、会社の経費で落とすためハンドメイド品を買うなら、インボイス対応の請求書、領収書が喜ばれます。
例えば
このような人にインボイス対応の領収書を求められた場合、免税ハンドメイド作家は不利です。
なんで不利になるか忘れちゃった場合は…↓
②大量注文が入る
法人相手だと「100個注文が入った」ということも。
お菓子系とか、紙もの作家さんならあり得る話です。
そういう取引が多いなら、課税事業者になっておいた方が無難です。
③「領収書ください」とよく言われる
お客さんが会社で使うか家で使うかなんて
全部は知らないよ!
ですよね。
じゃあ「領収書をください」と言われることはありますか?
家計簿をつけ忘れないよう、領収書がほしいという人もいます。
でも多くは会社の経費で落としたいから領収書を求めます。
ただし、PTAや自治体が景品用に作品を購入してくれた場合。
ああいう営利目的じゃない団体は、インボイスな領収書でなくとも大丈夫です。
④領収書の金額が1万円を超えることが多い
免税事業者の発行した領収書が
1万円未満なら
課税事業者と同じように処理してOK
という特別措置が2029年9月30日まで出ています。
単価1万円越えのアイテムを多く扱っている場合、この措置が効きません。
課税事業者の手続きを取る方が無難です。
⑤根が真面目である
「自分は真面目な生き物だ」
と言える人は、かなり真面目です。
べつに儲かってないのに開業届を出したり、赤字なのに確定申告をしたり、一日中仕事のことばかり考えてる作家さん。
インボイスという言葉を目にするたびに、「はぁ、どうしよう」
とストレスがかかるなら、課税事業者になる方が精神的に楽です。
まさしく筆者のことですね!
根が真面目なら、開業freeeなどを経由して開業届が出てる人も多いでしょうが、一応貼っておきます。
免税事業者向きのハンドメイド作家とは
免税事業者向きの基準は、先ほどの逆となります。
お客さまのほとんどが消費者だ
例えば
お客さまの家計からの支出は、インボイスと関係ありません。
お客さまから領収書が欲しいと言われたことがない
地域の手づくり市などを拠点に販売していると、領収書発行は少ないかと。
今後もその方針であれば、しばらくは様子見で大丈夫かと思います。
領収書の金額は1万円未満だ
作品の単価が一万円未満だと、先述の
免税事業者の発行した領収書が
1万円未満なら
課税事業者と同じように処理してOK
なので2029年の秋までは免税事業者で問題ないでしょう。
私が考えたインボイス回避方法
ここでは
「意地でも課税事業者にならない!」
という方のために、免税事業者をキープする方法を考えました。
「免税事業者 抜け道」とかで検索する人多いんです。
アイテムや客層を絞って免税をつらぬく
経営者が
「これは経費では落ちない…」と感じる作品を作れば、インボイスに無縁の作家でいられます。
そこで考えました。
ペットのアイテムは会社の経費で落としにくいのでは?
例えば↓
うちのネコちゃんのイラスト描いてくれてありがとう。
会社の経費で払いたいからインボイス対応の領収書くれる?
こんなの言われたら違和感ありますよね?
脱税っぽいですもん。
普通はペットの費用を、会社の経費で落とそうとする経営者はいません。
でもこれだと↓
取引先の担当さんの新築祝いに何か贈りたい。
会社の交際費で落とそう。
そうだ!
ワンちゃん飼っておられるから
ハンドメイドのお散歩グッズだな。
インボイス対応の領収書ちょうだい。
こっちはありうる。
うーん想像ってキリがないですね。
私は免税事業者です 堂々と言う
私は免税事業者です。
企業の方はご理解の上、お買い上げください。
こんな立て看板でも出して、堂々と宣言する方が潔い!
私が免税を貫くなら、そうするでしょう。
エストニアの住人になる
国民のお金の出入りが、完全に管理されている国があります。
一体どこでしょう?
軟禁王国?
何の店ですか?違います。
エストニアという国です。
確定申告も源泉徴収も管理されているから、税理士がいないらしい!
だからインボイスもいらないでしょう。
いっそのこと、エストニア移住もありです。
リトアニアリネンって有名じゃないですか?
あそこのご近所らしく(バルト三国)、おしゃれな国扱いされてました。
まとめ
最後は脱線しましたが、課税/免税どちらを選ぶか固まってきましたか?
免税事業者を選ぶ作家さんは、手続きは特にありません。
課税事業者を選ぶ作家さんは、2023.10のインボイス制度スタートまでに手続きを進めましょう。
実際の流れは次回報告いたします。